“風流人”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
ふうりうじん	60.0%
ふうりゅうじん	40.0%

ふうりうじん

考（かんが）へても見（み）たが可（い）い。風流人（ふうりうじん）だと、鶯（うぐひす）を覗（のぞ）くにも行儀（ぎやうぎ）があらう。それ鳴（な）いた、障子（しやうじ）を明（あ）けたのでは、めじろが熟（じつ）として居（ゐ）よう筈（はず）がない。

湯どうふ (旧字旧仮名) ／ 泉鏡花、泉鏡太郎(著)

部屋（へや）がしらは風流人（ふうりうじん）で、かむりづけ、ものはづくしなどと云（い）ふのを遣（や）ります。

片しぐれ (旧字旧仮名) ／ 泉鏡花、泉鏡太郎(著)

ふうりゅうじん

それは俘虜（ふりょ）の中から、陶工をつれて帰れということでありました。秀吉は武人でありましたがなかなかの風流人（ふうりゅうじん）で、ことのほか茶事（ちゃじ）に熱心でありました。

手仕事の日本 (新字新仮名) ／ 柳宗悦(著)

ただ寂しそうに笑いながら、もともとわたしはあの人のように、風流人（ふうりゅうじん）じゃないんですというんだ。

一夕話 (新字新仮名) ／ 芥川竜之介(著)

風	常用漢字 小２ 部首:⾵ 9画
流	常用漢字 小３ 部首:⽔ 10画
人	常用漢字 小１ 部首:⼈ 2画