“空模様”のいろいろな読み方と例文
旧字:空模樣
読み方割合
そらもよう87.5%
そらもやう12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「なんだかおそろしいような空模様そらもようですね。今夜こんやはあれるかもしれません。はやうちかえりましょう。」と、せみはいいました。
二つの運命 (新字新仮名) / 小川未明(著)
それにあのとき空模様そらもようあやしさ、赭黒あかぐろくもみねが、みぎからもひだりからも、もくもくとむらがりでて満天まんてんかさなり、四辺あたりはさながら真夜中まよなかのようなくらさにとざされたとおももなく
あめ翌日よくじつれなかつた。代助は湿しめつぽい椽側につて、くら空模様そらもやうながめて、昨夕ゆふべの計画を又えた。かれは三千代を普通の待合抔へ呼んで、話をするのが不愉快であつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)