“そらもやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
空模樣77.8%
空摸様11.1%
空模様11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その上、今日の空模樣そらもやうも少からずこの平安朝へいあんてうの下人の Sentimentalisme に影響えいきやうした。さるの刻下りからふり出した雨は、未にあがるけしきがない。
羅生門 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
其時そのときかゝつたのは、ほこらまへきぎはしから廻廊くわいらうしたけて、たゞいつツではない、なゝツ、それ/\ウにもあまものかたちが、どれ土器色かはらけいろ法衣ころもに、くろいろ袈裟けさかけた、あだか空摸様そらもやうのやうなのが
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
あめ翌日よくじつれなかつた。代助は湿しめつぽい椽側につて、くら空模様そらもやうながめて、昨夕ゆふべの計画を又えた。かれは三千代を普通の待合抔へ呼んで、話をするのが不愉快であつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)