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微々
ふりがな文庫
“微々”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
びび
50.0%
ちいさ
12.5%
とろとろ
12.5%
びゞ
12.5%
ほそぼそ
12.5%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
びび
(逆引き)
それからまた
微々
(
びび
)
と泳ぎだしたが、陸に向いて泳いでいるのか、船のほうへ帰っているのか方角もつかず、ただもう藻掻きにもがいているうちに、自然と岸辺に流れつき、
疲労困憊
(
ひろうこんぱい
)
の極
呂宋の壺
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
微々(びび)の例文をもっと
(4作品)
見る
ちいさ
(逆引き)
微々
(
ちいさ
)
な小諸の銀行を信州一と言われる位に
盛大
(
おおき
)
くなすった程の御腕前は有ながら、奥様の為には一生の
光栄
(
ほまれ
)
も
塵埃
(
ごみくた
)
同様に捨てて御了いなすって
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
微々(ちいさ)の例文をもっと
(1作品)
見る
とろとろ
(逆引き)
そのうちに
微々
(
とろとろ
)
と蝋燭が燃え縮まり、掻消すように壁の姿はなくなって、また暗黒の部屋に返った。
平賀源内捕物帳:長崎ものがたり
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
微々(とろとろ)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
びゞ
(逆引き)
然
(
しか
)
し
俺
(
おれ
)
は
有害
(
いうがい
)
な
事
(
こと
)
に
務
(
つと
)
めてると
云
(
い
)
ふものだ、
自分
(
じぶん
)
の
欺
(
あざむ
)
いてゐる
人間
(
にんげん
)
から
給料
(
きふれう
)
を
貪
(
むさぼ
)
つてゐる、
不正直
(
ふしやうぢき
)
だ、
然
(
け
)
れども
俺
(
おれ
)
其者
(
そのもの
)
は
至
(
いた
)
つて
微々
(
びゞ
)
たるもので、
社會
(
しやくわい
)
の
必然
(
ひつぜん
)
の
惡
(
あく
)
の一
分子
(
ぶんし
)
に
過
(
す
)
ぎぬ、
總
(
すべ
)
て
町
(
まち
)
や
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
微々(びゞ)の例文をもっと
(1作品)
見る
ほそぼそ
(逆引き)
渠
(
かれ
)
は
頸
(
くび
)
を
延
(
の
)
べ、耳を
欹
(
そばだ
)
てて
誨
(
おしえ
)
を
俟
(
ま
)
てり。答うる者はあらで、
婦女
(
おんな
)
の
呻
(
うめ
)
く声のみ
微々
(
ほそぼそ
)
と聞えつ。
取舵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
微々(ほそぼそ)の例文をもっと
(1作品)
見る
微
常用漢字
中学
部首:⼻
13画
々
3画
“微”で始まる語句
微笑
微
微塵
微風
微行
微妙
微暗
微酔
微醺
微温
“微々”のふりがなが多い著者
アントン・チェーホフ
久生十蘭
島崎藤村
吉川英治
永井荷風
泉鏡花