“ほそぼそ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
細々92.3%
微々7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
細々ほそぼそとした指と指を綾に組んで、前髪の蔭からじっと熱ッぽい流しを向けた。もっと人目のない所で、しみじみと話したいようなふうも溢れている。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こうして、私は私自身の薄弱な力の許す限り周囲に打克うちかって、細々ほそぼそながら自己の経済的独立を建てて来ました。
かれくびべ、耳をそばだてておしえてり。答うる者はあらで、婦女おんなうめく声のみ微々ほそぼそと聞えつ。
取舵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)