“ほそ/″\”の漢字の書き方と例文
語句割合
細々100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
可哀氣かはいげに、苦勞くらうやみにわづらつて、おびをしめてもゆるむほど、細々ほそ/″\つてるものを、鐵槌かなづちつやうに、がん/\と、あたまへひゞくまでまをしましたわ。
三人の盲の話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
細々ほそ/″\とした娘が榮右衞門の後ろから顏を出しました。お峯といふのださうで、主人榮右衞門の末の娘、若旦那の榮三郎の妹で、十八になる、病身らしいが、悧巧さうな少女でした。
お春は右の手で、左の肩を細々ほそ/″\と抱くのです。
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)