旧字:氣遣
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
「まあまあ、わたしの家へお寄りなさい、どちらに致せ今晩はお泊りなすっておいで、ナニ、気遣いなものは一人もおりませんよ」
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
銭形平次捕物控:243 猿回し (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
が、なにより困ったのは青果類の欠乏で、そろそろ壊血病の危険が気遣われるようになってきた。
人外魔境:01 有尾人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
幕末維新懐古談:14 猛火の中の私たち (新字新仮名) / 高村光雲(著)
新蔵は始気遣って、それからまた腹を立てて、この頃ではただぼんやりと沈んでいるばかりになりましたが、その元気のない容子が、薄々ながら二人の関係を感づいていた母親には
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
青べか日記:――吾が生活 し・さ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
しかしそれを見て久野が気遣っている間に文科の方のヘビーも非常によく効いた。多年の老練で窪田のピッチがぐんぐん上った。「もう十本!」決勝点に入るまでは随分長く感じられた。
席がなくなるかもしれないと気遣って、開場の一時間も前から出かけていった。
ジャン・クリストフ:03 第一巻 曙 (新字新仮名) / ロマン・ロラン(著)
計略二重戦:少年密偵 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)