“荷持”の読み方と例文
読み方割合
にもち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その一軒家までは僅かに三里半の路程ですが、日暮ではあり大変に荷持にもちが疲れて居るものですからかれこれ半日ばかりかかったです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
宿場人足といっても、荷持にもちもあれば馬曳きもあるし、これから和田へかけては登りなので、極めて原始的な山駕の駕かきもいる。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それを近ごろはのけてしまった土地が多いので、荷持にもちは一段くるしい労働になり、したがってまた沢山たくさんは運べなくなった。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)