“油町”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あぶらちょう60.0%
あぶらちやう20.0%
あぶらまち20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女の明治初期の首都の中心日本橋油町あぶらちょうに法律家を父として生れて、最も東京風な家庭教育の下に育って来た女だ。
其方儀主人しゆじん庄三郎養子又七つま熊と密通致し其上そのうへとほ油町あぶらちやう伊勢屋三郎兵衞方にて夜盜やたう相働あひはたらき金五百兩ぬすみ取り候段重々ぢゆう/\不屆ふとゞきつき町中まちぢう引廻ひきまはしの上淺草あさくさに於て獄門ごくもん申付くる
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
おやじといっしょに油町あぶらまちから通町とおりちょうへ散歩に出ると、向うから大きな声をして女の子はよしかな、女の子はよしかなと怒鳴どなってくる。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)