“通町”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とおりちょう57.1%
とおりまち28.6%
とほりちやう14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おやじといっしょに油町あぶらまちから通町とおりちょうへ散歩に出ると、向うから大きな声をして女の子はよしかな、女の子はよしかなと怒鳴どなってくる。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
お祖父様のお葬式が済むと間もなく母は妹と、弟を連れて九州に下り、福岡通町とおりまちに住み、祖母と私もそこへ同居し、中学へ通うようになった。
父杉山茂丸を語る (新字新仮名) / 夢野久作(著)
通町とほりちやうではくれうちから門並揃かどなみそろひ注連飾しめかざりをした。徃來わうらい左右さいうなんぽんとなくならんだ、のきよりたかさゝが、こと/″\さむかぜかれて、さら/\とつた。宗助そうすけも二しやくあまりのほそまつつて、もんはしら釘付くぎづけにした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)