“懽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よろこ50.0%
うれ16.7%
かん16.7%
よろこび16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで七郎が来たが、二人の意気がしっくりあっていて二人ともひどくよろこびあった。武は七郎に金を贈ろうとした。
田七郎 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
この美しく降った雪を、若しお二人で眺めることがかないましたならば、どんなにかおうれしいことでございましょう、というのである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
夜になってしまってから王は女をいてかんを求めた。女は体※たいはんに託してはぐらかした。王はそこで細君の所へいって寝た。
庚娘 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
志貴皇子しきのみこよろこびの御歌である。一首の意は、巌の面を音たてて流れおつる、滝のほとりには、もうわらびが萌え出づる春になった、よろこばしい、というのである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)