“きづかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
気遣69.6%
憂慮23.2%
気支5.4%
気配1.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いくらダムダムだって落雲館の運動場から発射するのだから、書斎に立てこもってる主人にあた気遣きづかいはない。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
どうしたら好かろうと考えて好い智慧ちえが出ない時は、そんな事は起る気遣きづかいはないと決めるのが一番安心を得る近道である。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
憂慮きづかいはありませんが、いぎ参ると、斬合きりあ攻合せめあう、修羅のちまたをお目に懸けねばなりません。
海神別荘 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
何でも来た方へさえ引返ひっかえせば芳原へ入るだけの憂慮きづかいは無いと思って、とぼとぼって来ると向い風で。
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
物をあぶり物をるも火力平均するがため少しくその使用法にるれば仕損しそんずる気支きづかいなし。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
あとでお医者に聞いたら大笑いで、鶏は決して水分を分泌しない動物だ、どんな薬を用いても汗の出る気支きづかいがないという事でした。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
誰に逢っても昔の身上みのうえを知られる気配きづかいもあるまいと多寡たかくくって、彼は平気で町中まちなかを歩いた。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)