-
トップ
>
-
氣遣
>
-
きづかは
最初の
活動に
於ては
火口内の
鎔岩が、
火口壁の
縁まで
進み、
一時流出を
氣遣れたけれども、つひにそのことなくして、
鎔岩の
水準が
再び
低下してしまつたのである。
筑摩川春ゆく水はすみにけり消て
幾日の峯の白雪とは
順徳院の
御製とか
大なる石の上にて女
衣を
濯ふ波に捲き
取れずやと
氣遣る向の岸の
方に此川へ流れ入る流に
水車を
愛ちやんは
少し
食べて、
氣遣しさうに『
何方?
何方?』と
呟いて、
何方へ
大きくなつたかと
思つて
頭の
天邊へ
手をやつて
見ましたが、
矢張大きさが
同じなので
落膽しました。