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緒
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ひも
ふりがな文庫
“
緒
(
ひも
)” の例文
天の香山の
小竹葉
(
ささば
)
を
手草
(
たぐさ
)
に結ひて
一八
、天の
石屋戸
(
いはやど
)
に
覆槽
(
うけ
)
伏せて
一九
蹈みとどろこし、
神懸
(
かむがか
)
りして、
胷乳
(
むなち
)
を掛き出で、
裳
(
も
)
の
緒
(
ひも
)
を
陰
(
ほと
)
に押し垂りき。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
「おや、しまった」と、こんどはお手をつかみますと、そのお手の玉飾りの
緒
(
ひも
)
もぷつりと切れたので、
難
(
なん
)
なくお手をすり
抜
(
ぬ
)
いてお
逃
(
に
)
げになりました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
その清い
眉
(
まゆ
)
にも涼しい目もとにも老いの迫ったという
痕跡
(
こんせき
)
がなく、まだみずみずしい髪の
髻
(
もとどり
)
を古代紫の
緒
(
ひも
)
で
茶筅風
(
ちゃせんふう
)
に結び、その先を前額の方になでつけたところは
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
激戦の後と見え、
緒
(
ひも
)
もゆるんだのか兜もあみだになり、鎧の左袖を春風になびかせ、白旗をさっと押し立てて、砂煙黒く蹴立てて飛ばしてくる。成忠はもう生きた心地もしなかった。
現代語訳 平家物語:09 第九巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
と答えて客はそこに腰を掛け
脚絆
(
きゃはん
)
の
緒
(
ひも
)
を解きにかかった。
忘れえぬ人々
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
▼ もっと見る
「お
髪
(
ぐし
)
をつかめばお髪がはなれ、玉の
緒
(
ひも
)
もお
召物
(
めしもの
)
も、みんなぷすぷす切れて、とうとうおとりにがし申しました」とお聞きになりますと、それはそれはたいそうお
悔
(
くや
)
みになりました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
そのお毛をそのままそっとお
被
(
かぶ
)
りになり、それからお
腕先
(
うでさき
)
のお
玉飾
(
たまかざ
)
りも、わざと、つなぎの
緒
(
ひも
)
を
腐
(
くさ
)
らして、お腕へ
三重
(
みえ
)
にお巻きつけになり、お
召物
(
めしもの
)
もわざわざ酒で腐らしたのをおめしになって
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
“緒”の意味
《名詞》
いとぐちのこと。
(出典:Wiktionary)
緒
常用漢字
中学
部首:⽷
14画
“緒”を含む語句
情緒
由緒
端緒
一緒
緒口
下緒
内緒
紅緒
緒方
緒言
前鼻緒
心緒
鼻緒
革緒
御一緒
鼻緒屋
情緒纏綿
楠緒
由緒書
由緒付
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