“前鼻緒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まえばなお66.7%
まへはなを16.7%
まへばなを16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おまけに前鼻緒まえばなおゆるんで居りますから、親指でまむしこしらえて穿き土間から奥の方へ這入って来ました。
これはらぬと力足ちからあしふみこたゆる途端とたん、さのみにおもはざりし前鼻緒まへはなをのずる/\とけて、かさよりもこれこそ一の大事だいじりぬ。
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
二つの手桶てをけあふるゝほどみて、十三はれねばらず、大汗おほあせりてはこびけるうち、輪寳りんぽうのすがりしゆがみづばき下駄げた前鼻緒まへばなをのゆる/\にりて、ゆびかさねば他愛たわいきやうなり
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)