“大汗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おほあせ75.0%
おおあせ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おくられ今日の第一番客なりさてゆふ申刻なゝつ頃よりして立代たちかはり入代り語りそめをなす淨瑠璃じやうるり數々かず/\門弟は今日をはれと見臺に向ひて大汗おほあせ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
帳場ちやうばから此處こゝまゐうちも、とほりの大汗おほあせと、四人よつたり車夫しやふくちそろへ、精一杯せいいつぱい後押あとおしで、おともはいたしてまするけれども、前途さきのお請合うけあひはいたされず。
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
とらはそんなことはりませんから、むやみにけるわ、けるわ、千のやぶもほんとうに一ッびでんで行ってしまいますと、さすがに体中からだじゅう大汗おおあせになっていました。
物のいわれ (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
と、廻廊かいろうのそとへ、ひざをついて大汗おおあせをふいた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)