“有相”の読み方と例文
読み方割合
ありさう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれ自分じぶんが一しよときたがひへだてが有相ありさうて、自分じぶんはなれるとにはかむつまじさう笑語さゝやくものゝやうかれひさしいまえからおもつてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「どうしたつちこともねえがなよ、らこつちのはうとほつたもんだから一寸ちよつくらがゝつてところさ」おつたはなに理由わけ有相ありさう口吻くちつきかるくいつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
かれぜんむかはうともしないが火鉢ひばちまへにどさりとすわつたまゝれいわだかまりの有相ありさう容子ようすをしては右手うしゆひとさしゆびけてぎつとにぎつた煙管きせるよこんでた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)