“啼立”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なきた66.7%
なきだ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかるにてんのぼったひめは、大空中おほぞらぢゅうのこくまもなうらさうによって、とりどもがひるかとおもうて、さぞ啼立なきたつることであらう。
道が人気の絶えた薄暗い木立際こだちぎわへ入ったり、線路ぞいの高い土堤どての上へ出たりした。底にはレールがきらきらと光って、虫が芝生に途断とぎれ途断れに啼立なきたっていた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
ヂュリ いや、あさぢゃ、あさぢゃ。はやいなしませ、はやう/\! 聞辛きゝづらい、蹴立けたたましい高調子たかてうしで、調子外てうしはづれに啼立なきだつるは、ありゃ雲雀ひばりぢゃ。雲雀ひばりこゑなつかしいとは虚僞いつはり、なつかしいひと引分ひきわけをる。