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啼声
ふりがな文庫
“啼声”のいろいろな読み方と例文
旧字:
啼聲
読み方
割合
なきごえ
81.1%
なきごゑ
13.5%
なくこえ
2.7%
なくこゑ
2.7%
▼ 他 1 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なきごえ
(逆引き)
暫
(
しば
)
らく、道の上に立って、遠くに響く波音を聞き取ろうとした……何の音も聞えて来ない。人も来なければ、犬の
啼声
(
なきごえ
)
もしないのである。
薔薇と巫女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
啼声(なきごえ)の例文をもっと
(30作品)
見る
なきごゑ
(逆引き)
此頃
(
このごろ
)
の
空癖
(
そらくせ
)
で空は低く
鼠色
(
ねずみいろ
)
に
曇
(
くも
)
り、あたりの
樹木
(
じゆもく
)
からは
虫噛
(
むしば
)
んだ青いまゝの
木葉
(
このは
)
が絶え間なく落ちる。
烏
(
からす
)
や
鶏
(
にはとり
)
の
啼声
(
なきごゑ
)
鳩
(
はと
)
の
羽音
(
はおと
)
が
爽
(
さはや
)
かに力強く
聞
(
きこ
)
える。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
啼声(なきごゑ)の例文をもっと
(5作品)
見る
なくこえ
(逆引き)
猫の
面
(
つら
)
で、犬の胴、狐の
尻尾
(
しりっぽ
)
で、
大
(
おおき
)
さは
鼬
(
いたち
)
の如く、
啼声
(
なくこえ
)
鵺
(
ぬえ
)
に似たりとしてある。
追
(
おっ
)
て
可考
(
かんがうべし
)
。
一寸怪
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
啼声(なくこえ)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
なくこゑ
(逆引き)
此
雪吹
(
ふゞき
)
其日の
暮
(
くれ
)
に
止
(
やみ
)
、
次日
(
つぎのひ
)
は
晴天
(
せいてん
)
なりければ
近村
(
きんそん
)
の者四五人此所を
通
(
とほ
)
りかゝりしに、かの
死骸
(
しがい
)
は
雪吹
(
ふゞき
)
に
埋
(
うづめ
)
られて見えざれども
赤子
(
あかご
)
の
啼声
(
なくこゑ
)
を雪の中にきゝければ
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
啼声(なくこゑ)の例文をもっと
(1作品)
見る
啼
漢検1級
部首:⼝
12画
声
常用漢字
小2
部首:⼠
7画
“啼”で始まる語句
啼
啼音
啼止
啼泣
啼出
啼立
啼聲
啼入
啼鳥
啼狂
“啼声”のふりがなが多い著者
山東京山
二葉亭四迷
徳冨蘆花
小林多喜二
柳田国男
三遊亭円朝
作者不詳
徳田秋声
有島武郎
竹久夢二