“啼泣”の読み方と例文
読み方割合
ていきゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしどんなに啼き騒いでも、私が居る限りは、古畑の家から誰も取りに出て来ないのだ。小鳥はむなしく啼泣しているのみである。
庭の眺め (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
先頃祖母様を新築の一室にしまつらんとせしとき祖母様三日も四日も啼泣し給ひしなど御考被下候はば、小生がかに答ふること出来ざる所以も御解得なされ候ならんと存候。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
中宮は堅い御決心を兄宮へお告げになって、叡山座主をお招きになって、授戒のことを仰せられた。伯父君にあたる横川僧都が帳中に参っておをお切りする時に人々の啼泣の声が宮をうずめた。
源氏物語:10 榊 (新字新仮名) / 紫式部(著)