“啼(てい)” の例文
哀悼(あいとう)愁傷、号泣慟哭、一枝(し)の花に涙を灑(そそ)ぎ、一縷(る)の香に魂(こん)を招く、これ必ずしも先人に奉ずるの道にあらざるべし。五尺の男子、空しく児女の啼(てい)を為(な)すとも、父の霊豈(あに)懌(よろこ)び給わんや。
父の墓 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)