瞬間またゝくま)” の例文
たゞ一の瞬間またゝくまさへ、我にとりては、かのネッツーノをしてアルゴの影に驚かしめし企圖くはだてにおける二千五百年よりもなほ深き睡りなり 九四—九六
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
後ろよりヤツと云ひさま打たふせば瞬間またゝくまに二三人ウンとも云はずいきたえたり是を此場の始めとして當るを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
此方こっちでも止しましょう、憚りながら零落しても岩村玄石だ、先年売込んだ名前があるから秘術鍼治しんじの看板をけさいすれば、五両や十両の金は瞬間またゝくまいって来るのは知れているが
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)