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瞬間
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またたくま
ふりがな文庫
“
瞬間
(
またたくま
)” の例文
観世音
(
かんぜおん
)
四萬三千日、草市、
盂蘭盆会
(
うらぼんえ
)
も
瞬間
(
またたくま
)
に過ぎ土用の丑の日にも近くなった。毎日空はカラリと晴れ、市中はむらむらと蒸し暑い。
戯作者
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
山山鳴動して峰の雪、
梢
(
こずえ
)
の雪、谷の雪、一斉に舞立つ折は一寸先見え難く、
瞬間
(
またたくま
)
に
路
(
みち
)
を
埋
(
うず
)
め、
脛
(
はぎ
)
を
埋
(
うず
)
め、鼻の
孔
(
あな
)
まで粉雪吹込んで水に
溺
(
おぼ
)
れしよりまだ/\苦し
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
諸大名方へのお出入りも出来、内弟子外弟子ひっ
包
(
くる
)
めると、およそ千人の門弟が
瞬間
(
またたくま
)
に出来上ってしまいました。
正雪の遺書
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
死骸は狼に喰い裂かれ、後へ残ったのは
襤褸
(
ぼろ
)
ばかりであった。しかしそれさえ雪に蔽われ
瞬間
(
またたくま
)
に消えて行った。
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
左門へ立ち向かっては子供のようにあしらわれる頼母ではあったが、本来が
勝
(
すぐ
)
れた腕前、博徒や用心棒に対しては段違いに強く、
瞬間
(
またたくま
)
に四人を斃し、二人を追い、二人を
生擒
(
とりこ
)
にしてしまったのである。
血曼陀羅紙帳武士
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
鬼王丸は喜んで刀工場に建て増しをして、
瞬間
(
またたくま
)
に造ったので、
爾来
(
じらい
)
彼は毎日のようにその工場へ出かけて行き、大砲を作る土台だと云って小さい
細々
(
こまごま
)
した機械類を
幾個
(
いくつ
)
かこれまでに
拵
(
こしら
)
えたのであった。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“瞬間”の解説
瞬間(しゅんかん)とは、ごく短い時間の事である。何か物事が起こってその直後の物事までの時間を測定できないくらいの間。
(出典:Wikipedia)
瞬
常用漢字
中学
部首:⽬
18画
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
“瞬間”で始まる語句
瞬間前
瞬間的
瞬間瞬間