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這々
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ほう/\
ふりがな文庫
“
這々
(
ほう/\
)” の例文
それでも、どうにか斯うにか次ぎの停車場まで持ち
堪
(
こた
)
えて、
這々
(
ほう/\
)
の
体
(
てい
)
でプラットフォームから改札口へ歩いて行く自分の姿の哀れさみじめさ。
恐怖
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
と
敦圉
(
いきま
)
きまするので、流石の勘太も親という一字には閉口致しましたか、
這々
(
ほう/\
)
の
体
(
てい
)
で逃げて仕舞います。
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
と
追立
(
おった
)
てられまして、蟠龍軒、お瀧の両人は目算がらりと外れ、
這々
(
ほう/\
)
の
体
(
てい
)
で其の儘逃帰りました。
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
二人とも
這々
(
ほう/\
)
の
体
(
てい
)
にて
荷拵
(
にごしら
)
えをなし、
暇乞
(
いとまご
)
いもそこ/\に越後屋方を逃出しましたが、宇都宮明神の
後道
(
うしろみち
)
にかゝりますと、昼さえ暗き八幡山、
況
(
まし
)
て真夜中の事でございますから
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
と
這々
(
ほう/\
)
の
体
(
てい
)
で逃げて
行
(
ゆ
)
くと、弥次馬に
追掛
(
おっか
)
けられて又打たれる、
意気地
(
いくじ
)
のない事。
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
石で頭を
打裂
(
ぶっさ
)
き、相助と二人ながら大曲りでは
酷
(
ひど
)
い目に逢い、
這々
(
ほう/\
)
の
体
(
てい
)
で逃げ返った処が、
此方
(
こっち
)
はお
暇
(
いとま
)
、孝助はぬくぬくと奉公しているというのだ、今でも口惜しくって
堪
(
たま
)
りませんが
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
這
漢検準1級
部首:⾡
11画
々
3画
“這”で始まる語句
這入
這
這般
這奴
這出
這上
這麽
這込
這個
這裏