“権三”のいろいろな読み方と例文
旧字:權三
読み方割合
ごんざ81.8%
ごんぞう18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて申刻(ななつ)少し前、この化物屋敷の興行元、轟(とどろき)の権三(ごんざ)は黒羽二重の紋付に、長いのを一本落して、蘭塔場の舞台にツイと出ました。
といったのは前棒(さきぼう)の駕籠屋。偶然にも、その駕籠を舁(かつ)いで行く権三(ごんざ)と助十(すけじゅう)は、あのとき机竜之助を乗せた二人であるらしい。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
小春日和の麗(うらら)かさに陽炎(かげろう)が燃えていた。海岸通りには荷役の権三(ごんぞう)たちが群を作(な)して喧(やかま)しく呶鳴り合って居た。外国の水夫が三々五々歩き廻っていた。
上海された男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
ごんぞというのは、彼のただ一人の若党の権三(ごんぞう)のことである。木股村(きまたむら)の出なので木股(きまた)権三と名乗れといっておきながら、藤吉郎が称(よ)ぶのは常にごんぞであった。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)