“別而”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
べつして60.0%
べっして40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一、惣而そうじて咄しと実ハ相違すれ共、軍ハ別而べつして然り。是紙筆ニ指上ゲ候而も、実と不成かも不知、一度やつて見たる人なれば咄しが出来る。
且又手を下候者に無之同志之由を申自訴仕候者まうしじそつかまつりそろもの多分御座候由伝聞仕候。右自訴之人共いづれも純粋正義之名ある者之由承候。是等の者は別而べつして寛典をもつて御赦免被為在可然御儀あらせられてしかるべきおんぎと奉存候。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
神代の句は守武神主もりたけかんぬし身分相応に情の奇なる処御座候、俵は其元そこもと相応に姿の妙なる処有之これあり候、別而べっして歳旦歳暮不相応なるは名句にても感慨なきものに候
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
過日御示おしめし被下くだされそうろう貴著瘠我慢中やせがまんちゅう事実じじつ相違之廉そういのかどならぴ小生之しょうせいの所見しょけんもあらば云々との御意ぎょい致拝承はいしょういたしそうろう。昨今別而べっして多忙たぼうつきいずれ其中そのうち愚見ぐけん可申述もうしのぶべくそうろうまず不取敢とりあえず回音かいおん如此かくのごとくに候也。