“張輿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はりごし75.0%
ハリゴシ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
要するに、事々、幕府の示威であり、二張輿はりごしは、かくて東海道の宿々を、よい見世物とされて行くにちがいない。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼らの中には、一つの張輿はりごしがまもられていた。いうまでもなく、その内の人は、捕えられた小右京であろう。が、ただびととも見えぬ相手とながめて
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
御割子オワリゴ(中食)ノ後、鳥羽桟敷トバサジキヲ数刻ニテ出御、今度コノタビ四方輿シハウゴシナリ。三方ノレンヲ捲カセラレ、女房三人ハ張輿ハリゴシ、武士数百騎、路頭、前後ヲ囲ム。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)