“装立”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いでた50.0%
いでたち25.0%
もりた25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて清盛は、赤地錦(あかじにしき)の直垂(ひたたれ)に、黒糸縅(くろいとおどし)の腹巻、白金物(しろかなもの)打った胸板(むないた)を着け、愛用の小長刀(こなぎなた)をかいばさんだ物々しい装立(いでた)ちで、側近の貞能を呼びつけた。
義仲この日の装立(いでたち)は、赤地の錦の直垂に唐綾縅の鎧、厳物(いかもの)作りの太刀、鍬形打った兜の緒をしめ、背に二十四さした石打の矢がうちつづく戦闘でまだ少し残っていた。
お祖母様が雛児(ひよこ)のように抱いてござった小児(こども)衆も二人、一所(いっしょ)に死んだぞの。孀(やもめ)つづきの家で、後家御(ごけご)は一昨年(おととし)なくならした……娘さんが一人で、や、一気に家を装立(もりた)てていさっしゃりますよ。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)