“装幀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうてい82.1%
さうてい17.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大正五年四月籾山書店は旧版『すみだ川』を改刻しこれを縮刷本しゅくさつぼん『荷風叢書そうしょ』の第五巻となし装幀そうていの意匠を橋口五葉はしぐちごよう氏に依頼した。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
源氏の書いた帳のはいる箱には、高い階級に属した人たちの手になった書だけを、帳も巻き物も珍しい装幀そうていを加えて納めることにしていた。
源氏物語:32 梅が枝 (新字新仮名) / 紫式部(著)
勝峯晉風かつみねしんぷう氏の教へによれば、俳書の装幀さうていも芭蕉以前は華美を好んだのにも関らず、芭蕉以後は簡素の中にびを尊んだと云ふことである。
芭蕉雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
それから私の学校の生徒、太田澄さん、山崎美枝子さん、大村ひろ子さんが原稿の清書をしてくれました。插絵と装幀さうていはすぐれた画家棟方志功むなかたしこうさんが受けもつて下さいました。