“装釘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうてい85.7%
バインジング14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
カングリ警部は探偵小説の本の装釘そうていの図案から犯人を推定する達人でしたから、まことにどうも、明治維新以後は、とても真犯人は捕まらない。
不連続殺人事件 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
スコットの四十八巻のウェイヴァリ・ノヴルズと同じ様な赤色の装釘そうていで、全二十巻、千部限定版とし、私の頭文字を透かし入りにした特別の用紙を使うのだそうだ。
光と風と夢 (新字新仮名) / 中島敦(著)
「みんな新式な装釘バインジングだ。どうも」
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)