“白金物”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しらがなもの50.0%
しろかなもの50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宏大なる一室に紙帳を釣らせて、その中に敷皮を敷いて、白絹の陣羽織に白金物しらがなもの打ったよろいを着て、坐っているのが大谷刑部少輔吉隆である。
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
やがて清盛は、赤地錦あかじにしき直垂ひたたれに、黒糸縅くろいとおどしの腹巻、白金物しろかなもの打った胸板むないたを着け、愛用の小長刀こなぎなたをかいばさんだ物々しい装立いでたちで、側近の貞能を呼びつけた。