“雛児”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひよっこ71.4%
ひよこ14.3%
ひよつこ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
めえなんだ生若なまわけえ身で耳抉みゝっくじりを一本差しゃアがって、太神楽だいかぐら見たようなざまをして生意気な事を云うねえおッちゃア青二せいだ、鳥なら雛児ひよっこだ、手前達てめえたちに指図を受けるものか
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
お祖母様が雛児ひよこのように抱いてござった小児こども衆も二人、一所いっしょに死んだぞの。やもめつづきの家で、後家御ごけご一昨年おととしなくならした……娘さんが一人で、や、一気に家を装立もりたてていさっしゃりますよ。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「うむ、雛児ひよつこばかりつてるのさ。」と俳優やくしや可愛かあいらしい口元をして言つた。「君も知つてるだらうが、今度のしばゐに僕の持役は、そら泥的どろてきと来てるだらう。 ...