“ひよこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
45.5%
雛子27.3%
雛児9.1%
雛鶏9.1%
9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
出來たひよこはまだら毛の
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
こっちの姿を目がけて、むこうから素ッ飛んで来る城太郎の影は、ちょうど烏天狗の雛子ひよこというところだ。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
お祖母様が雛児ひよこのように抱いてござった小児こども衆も二人、一所いっしょに死んだぞの。やもめつづきの家で、後家御ごけご一昨年おととしなくならした……娘さんが一人で、や、一気に家を装立もりたてていさっしゃりますよ。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
はとは小屋へはいる。一羽の雌鶏めんどりはけたたましく鳴きながら、雛鶏ひよこたちを呼び集める。用心堅固な鵞鳥がちょうどもが、裏庭から裏庭へがあがあ鳴き立てている声が聞える。
博物誌 (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
たまたま鷹やふくろうひよこ一疋金魚一尾捉られる位は冥加税みょうがぜいを納めたと心得べしと説いた、現に田辺附近で狐を狩り尽くして兎が跋扈ばっこし、その害狐に十倍し弱り居る村がある