装立いでたち)” の例文
義仲この日の装立いでたちは、赤地の錦の直垂に唐綾縅の鎧、厳物いかもの作りの太刀、鍬形打った兜の緒をしめ、背に二十四さした石打の矢がうちつづく戦闘でまだ少し残っていた。
その日の装立いでたちは、かちんに白と黄の糸で千鳥が岩に群れ遊んでいる直垂、紫裾濃むらさきすそごの鎧、鍬形くわがた打った兜の緒をしめ、黄金作こがねづくりの太刀、切斑きりふの矢二十四本を背に、重籐の弓を持ち
装立いでたちは彼の好みのもので、紫裾濃むらさきすそごの直垂に、鍬形打った兜の緒をしめ、重籐の弓小脇にはさみ、背に二十四本の切斑きりふの矢を負い、金覆輪の鞍おいた連銭葦毛の馬にのっていた。