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黄金作
読み方 | 割合 |
こがねづく | 75.0% |
こがねづくり | 25.0% |
その日の
装立は、
褐に白と黄の糸で千鳥が岩に群れ遊んでいる直垂、
紫裾濃の鎧、
鍬形打った兜の緒をしめ、
黄金作りの太刀、
切斑の矢二十四本を背に、重籐の弓を持ち
直垂の上に腹巻を着け
黄金作りの小刀を
癇癪らしく
前方へ
手挟み、鉄扇を机に突き立てた様子は、怒れば
関羽笑えば
恵比寿、正に英雄
偉傑の姿を充分に備えているではないか。
紗の大きな
袖の下から燃えるような五色の紋を
透かせていた。
黄金作の
太刀も
佩いていた。