“こがねづく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
黄金作60.0%
金作20.0%
黄金造20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
直垂ひたたれの上に腹巻を着け黄金作こがねづくりの小刀を癇癪かんしゃくらしく前方まえ手挟たばさみ、鉄扇を机に突き立てた様子は、怒れば関羽かんう笑えば恵比寿えびす、正に英雄偉傑いけつの姿を充分に備えているではないか。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
此時天一坊の裝束しやうぞくには鼠琥珀ねずみこはく紅裏付こううらつきたる袷小袖あはせこそでの下には白無垢しろむくかさねて山吹色やまぶきいろ素絹そけんちやく紫斜子むらさきなゝこ指貫さしぬき蜀紅錦しよくこうにしき袈裟けさを掛け金作こがねづく鳥頭とりがしらの太刀をたいし手には金地の中啓ちうけいにぎ爪折傘つまをりがさ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
其上そのうへにはちひさな黄金造こがねづくりのかぎたツたひとつあつたばかり、あいちやんは最初さいしよこのかぎ大廣間おほびろまいづれか一まい附屬ふぞくしてるにちがひないとおもひました、がかなしいことには、其錠そのぢやうおほぎてもまたちひさすぎても
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)