“山吹色”の読み方と例文
読み方割合
やまぶきいろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はし段々だん/″\はいいてくとはらあたりかたまりがあつたから木と竹のはしでヅンと突割つきわるとなかから色もかはらず山吹色やまぶきいろ古金こきんが出るから、あはてゝ両方りやうはうたもとれながら。
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
覗くと中は幾千枚とも知れぬバラの小判、——その上に二つの千兩箱を載せて、土藏の薄暗い中にも、入口から射す光線を受けて、眞新しい山吹色やまぶきいろに光ります。
一人は西の方の築地ついじたたずみ、一人は東寄りの角の築地のかげに立っていた。一人が山梔子色くちなしいろの狩衣をつけていれば、一人は同じ山吹色やまぶきいろの折目正しい狩衣を着ていた。
姫たちばな (新字新仮名) / 室生犀星(著)