たは)” の例文
天皇崩りまして後、木梨の輕の太子、日繼知らしめすに定まりて、いまだ位にきたまはざりしほどに、その同母妹いろも輕の大郎女にたはて、歌よみしたまひしく
かれがさがみだりなる物にて、二八二牛とつるみてはりんみ、馬とあひては竜馬りようめを生むといへり。二八三此のまどはせつるも、はたそこの秀麗かほよき二八四たはけたると見えたり。
翁これを納めて、二九三祝部はふりらにわかちあたへ、みづからは一むらつみをもとどめずして、豊雄にむかひ、二九四かれなんぢ秀麗かほよきたはけて二九五你をまとふ。你又かれかりかたちまどはされて二九六丈夫ますらを心なし。
されど五二おのがままのたはけたるさがはいかにせん。