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戲
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たはむれ
ふりがな文庫
“
戲
(
たはむれ
)” の例文
新字:
戯
われは夫人に會はんことの心苦しさを訴へしに、公子は唯だ
戲
(
たはむれ
)
に、そは説法なくては濟まぬならん、されど説法を
聽聞
(
ちやうもん
)
せんもおん身に害あらじと答へぬ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
刺槐
(
はりゑんじゆ
)
よ、
好
(
い
)
い匂がして、ちくちく
刺
(
さ
)
してくれるのが愛の
戲
(
たはむれ
)
なら、
後生
(
ごしやう
)
だ、わたしの
兩眼
(
りやうがん
)
を
刳
(
く
)
りぬいておくれ、さうしたら、おまへの爪の皮肉も見えなくなるだらう。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
幼君
(
えうくん
)
御機嫌
(
ごきげん
)
美
(
うる
)
はしく、「よくぞ
心附
(
こゝろづ
)
けたる。
予
(
よ
)
も
豫
(
かね
)
てより
思
(
おも
)
はぬにはあらねど、
別
(
べつ
)
に
然
(
しか
)
るべき
戲
(
たはむれ
)
もなくてやみぬ。
汝
(
なんぢ
)
何
(
なん
)
なりとも
思附
(
おもひつき
)
あらば
申
(
まを
)
して
見
(
み
)
よ。」と
打解
(
うちと
)
けて
申
(
まを
)
さるゝ。
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
掻きさがしつつ、
戲
(
たはむれ
)
れつ
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
婦人の一人は
戲
(
たはむれ
)
に、さらば我はこの
黄金
(
こがね
)
の鎖を置かんと云ひて、言ふところの品を卓上に
擲
(
なげう
)
てり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
▼ もっと見る
幼君
(
えうくん
)
きつとならせ
給
(
たま
)
ひて、「
決
(
けつ
)
して
出
(
い
)
づることあひならず
一生
(
いつしやう
)
其中
(
そのなか
)
にて
暮
(
くら
)
すべし」と
面
(
おもて
)
を
正
(
たゞ
)
してのたまふ
氣色
(
けしき
)
、
戲
(
たはむれ
)
とも
思
(
おも
)
はれねば、
何某
(
なにがし
)
餘
(
あまり
)
のことに
言
(
ことば
)
も
出
(
い
)
でず、
顏
(
かほ
)
の
色
(
いろ
)
さへ
蒼
(
あを
)
ざめたり。
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
或る知人の
戲
(
たはむれ
)
に、アントニオはあやしき子なるかな、うみの母をば愛するやうなれど、外の女をばことごとく嫌ふと見ゆれば、あれをば、人となりて後僧にこそすべきなれ
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
戲
部首:⼽
17画
“戲”を含む語句
惡戲
戲言
戲談
遊戲
戲曲
麻雀戲
戲奴
調戲
戲事
御串戲
串戲
巫山戲
惡戲者
戲作者
狎戲
戲諢談
戲謔圖
戲陽速
撞球戲
於戲痛哉
...