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百年
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ひやくねん
かように
人類の
文化の
三階段があるといふことを
初めて
唱へた
人は、
今日から
百年ばかり
以前に
生きてゐた、デンマルクの
學者トムゼンであります。
但し
櫻島はかういふ
大噴火を
百年或は
二三百年の
間隔を
以て
繰返すので、
隨つて
鎔岩の
流出量も
多く、
前回の
場合は
一・
六立方粁と
計算せられてゐるが
つぎに
名高い
歌の
書物は、
萬葉集が
書物になつて
後、
百年以上經つてから
出た、
古今集といふ
歌集であります。
定めし
山口は
百年の
不作だとでも
評して、
妻たる
者の
風上へも
置かれぬ
女と
言はれましてしやう。
其のをのこ
國訛にや、
百年といふが
百年々々と
聞ゆるもをかしく
今は
名所となりぬ。
春から
夏にかけて
山の
雪が
消えた
頃が、この
山火事の
一番多い
時で、
煙草の
吸ひ
殼や、たき
火をした
人のちよっとした
不注意で、
百年かゝつて
出來上つた
森林も
數時間もたゝない
間に
これは
立派なお
姿だと
感心して、
佛教を
信ずるものも
多く
出來たのですが、そのうち
日本でも
佛像を
作るようになり、それから
百年もたゝない
奈良朝ごろになつては
而して、
百年以来、
天守に
棲む
或怪いものゝ
手を
攫はれて、
今見らるゝ
通りの
苦艱を
受ける……
何とぞ
此の
趣を、
温泉に
今も
逗留する
夫に
伝へて、
寸時も
早く
人間界に
助けられたい。
阿蘇はこの
百年ぐらゐの
間、
平均十一年目に
活動を
繰返してゐるが、それはその
三つの
池のいづれかゞ
活氣を
呈するに
因るものである。
然しながら、
稀には
外の
場所から
噴き
出すこともある。
中にも
有名なのは、
今から
百年ばかり
前に、
近江に
木内石亭といふ
人で、これらの
人達も
多く
集めてゐる
間に、これは
天狗の
使つたものだとか
神樣のものとかではなくて