“奈良朝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ならちょう66.7%
ならちよう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
六国史りっこくしなどを読んで、奈良朝ならちょうの昔にシナ文化の洪水こうずいが当時の都人士の生活を浸したころの状態をいろいろに想像してみると
カメラをさげて (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
煉瓦れんが石材を用いるやや永続的な様式は移動できないようにしたであろう、奈良朝ならちょう以後シナの鞏固きょうこな重々しい木造建築を採用するに及んで実際移動不可能になったように。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)
もちろんこれは、ふるくからのいひつたへで、あなたがたが、古代こだいかんがへてゐられる奈良朝ならちようよりも、もつと/\以前いぜんから、さうしんじてゐたのです。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
さて日本につぽん上古じようこから奈良朝ならちようごろまでの御陵ごりようが、どういふかたちつかから出來できてゐるかといふことをおはなしいたしませう。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)