“ならちよう”の漢字の書き方と例文
語句割合
奈良朝100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もちろんこれは、ふるくからのいひつたへで、あなたがたが、古代こだいかんがへてゐられる奈良朝ならちようよりも、もつと/\以前いぜんから、さうしんじてゐたのです。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
さて日本につぽん上古じようこから奈良朝ならちようごろまでの御陵ごりようが、どういふかたちつかから出來できてゐるかといふことをおはなしいたしませう。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
これは立派りつぱなお姿すがただと感心かんしんして、佛教ぶつきようしんずるものもおほ出來できたのですが、そのうち日本につぽんでも佛像ぶつぞうつくるようになり、それから百年ひやくねんもたゝない奈良朝ならちようごろになつては
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
かういふふうに、ごくわづかづゝ、自然しぜんたいする見方みかたすわつてました。そして、ほんとうの敍景詩じよけいしといふものが出來上できあがるのは、奈良朝ならちようちかくなつてからのことであります。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
その奈良朝ならちようから平安朝へいあんちようはじめの御陵ごりようになりますと、またむかしにかへってまるかたちつかになりました。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
あるひは、もっと精確せいかくにいふと、奈良朝ならちようになつてからといはなければならないかもれません。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)