“奈良茶”の読み方と例文
読み方割合
ならちゃ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山東翁さんとうおうが『近世奇跡考きんせいきせきこう』に書きました金竜山きんりゅうざん奈良茶ならちゃの昔はいかがか存じませんが、近頃は奥山の奈良茶もなかなかこったものを食わせやす。
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
もうかきの季節でもないが、奈良茶ならちゃの舟があったので、宅助を誘うと、だいぶ昨日きのうと先の態度が違うので、かれはその風向きを疑ったが、ゆうべの一事で、お米もあきらめをつけてきたのだろうと
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)