“奈良坂”の読み方と例文
読み方割合
ならざか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人に聞けば、疫病えやみで死んだの、筑紫つくしへ下ったのと言いおるわ。あとで聞けば、なんの、奈良坂ならざかのしるべのもとへ、一時身を寄せておったげじゃ。
偸盗 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
そのほかにも功徳のことを多くして帰る途中の奈良坂ならざかという山越えをしたころから大尼君のほうが病気になった。
源氏物語:55 手習 (新字新仮名) / 紫式部(著)