“國訛”の読み方と例文
新字:国訛
読み方割合
くになまり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見たところ、いかにも實直さうな人物で、まだ國訛くになまりも取れませんが、主人大澤彦四郎の、度を域した親切には、心から賛成し兼ねる樣子です。
これぼくいもとだ」といふ言葉ことばもちひた。宗助そうすけは四五ふん對坐たいざして、すこ談話だんわはしてゐるうちに、御米およね口調くてう何處どこにも、國訛くになまりらしいおんまじつてゐないこといた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
のをのこ國訛くになまりにや、百年ひやくねんといふが百年々々ハコネ/\きこゆるもをかしくいま名所めいしよとなりぬ。
逗子だより (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)