“くになまり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
国訛50.0%
國訛37.5%
國鄙語12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とお倉はいくらか国訛くになまりの残った調子で言った。この嫂はひどく宗蔵を忌嫌いみきらっていたが、でも話相手には成る。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
これぼくいもとだ」といふ言葉ことばもちひた。宗助そうすけは四五ふん對坐たいざして、すこ談話だんわはしてゐるうちに、御米およね口調くてう何處どこにも、國訛くになまりらしいおんまじつてゐないこといた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「さう、そんぢや好うかつたわ」勿論國鄙語くになまりが挾まれた。「わたしどんなに心配したかしれなかつたの」
業苦 (旧字旧仮名) / 嘉村礒多(著)