“うわぐすり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
釉薬65.4%
23.1%
上薬7.7%
上釉3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
釉薬うわぐすりはどうか、色は……というふうに、各性質に分けて、そのひとつひとつについてしらべる、これが分析である。
その材料にはどんなうわぐすりが合うか、どんな焼方が合うか、どんな形が合うか、自然の賜物たまものを素直に受けそれを大切にすることが大事である。
雲石紀行 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
火消壺ひけしつぼ等種々土をつて造る所ゆゑ自然子供への玩具も作り、浅草地内、或は東両国、回向院前等に卸売見世おろしうりみせも数軒ありて、ほんの素焼すやき上薬うわぐすりをかけ、土鍋どなべ、しちりん、小さき食茶碗、小皿等を作り
江戸の玩具 (新字旧仮名) / 淡島寒月(著)
那覇なは壺屋つぼやという町があって、そこに多くの窯があって仕事をします。「南蛮なんばん」といって上釉うわぐすりのないものと、「上焼じょうやき」と呼んで釉薬くすりをかけたものと二種類に分れます。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
室というのは傾斜面に設けた細長いのぼがまを幾つかに仕切ったものを指します。各〻の室に各〻の屋根がつきます。それが全部上釉うわぐすりのある赤瓦なのですから見事なものであります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)