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釉
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うわぐすり
ふりがな文庫
“
釉
(
うわぐすり
)” の例文
総体
薄枇杷色
(
うすびわいろ
)
で、春の
曙
(
あけぼの
)
を思わせる
釉
(
うわぐすり
)
の流れ、わけても
轆轤目
(
ろくろめ
)
の雄麗さに、要屋山右衛門、我を忘れて眺め入ったのも無理はありません。
銭形平次捕物控:133 井戸の茶碗
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
その材料にはどんな
釉
(
うわぐすり
)
が合うか、どんな焼方が合うか、どんな形が合うか、自然の
賜物
(
たまもの
)
を素直に受けそれを大切にすることが大事である。
雲石紀行
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
これ等は馬の脇腹を起す綱に交互につけられ、黄色緑色との
釉
(
うわぐすり
)
がかけてある(図579)。蝦夷では同様にして、丸い木の玉が使用される。
日本その日その日:03 日本その日その日
(新字新仮名)
/
エドワード・シルヴェスター・モース
(著)
実に粗末なものではあるが、しかし
釉
(
うわぐすり
)
の色が何となく美しく好もしいので試しに値を聞くと五拾銭だという。
ある日の経験
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
翁は志野の
釉
(
うわぐすり
)
が意のごとくゆかない、志野の火色が出ない、黄瀬戸が思うように発色しない。
素人製陶本窯を築くべからず:――製陶上についてかつて前山久吉さんを激怒せしめた私のあやまち――
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
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どういう
釉
(
うわぐすり
)
であるかということが判らないのは当り前じゃないかとも考えるのだが、ただ単なる一介の陶痴であることを彼はつねに拒んで、彼は判ることに頭をはたらかせていた。
陶古の女人
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
“釉”の意味
《名詞》
(うわぐすり)素焼きの土器にかけ、焼成するとガラス質になり、陶器や磁器を完成させる素材。
(出典:Wiktionary)
“釉(
釉薬
)”の解説
釉薬(ゆうやく、うわぐすり、釉、上薬、en: glaze)は、陶磁器や琺瑯の表面をおおっているガラス質の部分である。陶磁器などを製作する際、粘土などを成形した器の表面に薬品をかけて生成する。粘土や灰などを水に懸濁させた液体が用いられる。
(出典:Wikipedia)
釉
漢検1級
部首:⾤
12画
“釉”を含む語句
釉薬
釉掛
白釉
緑釉
釉色
流釉
鉄釉
失透釉
黒釉
無釉
飴釉
釉剥
黒釉薬
黄釉
鉛釉
釉藥
釉瓦
上釉
茶釉
紅釉薬
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