“釉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くすり50.0%
うわぐすり33.3%
うはぐすり11.1%
ぐすり5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
近年倉敷に羽島窯が起り、よい雑器を試みます。浅口郡に大原窯おおはらがまがあって、くすりのない瓦焼で、土瓶とか焙烙ほうろくとか土鍋とか蛸壺たこつぼとかを作ります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
総体薄枇杷色うすびわいろで、春のあけぼのを思わせるうわぐすりの流れ、わけても轆轤目ろくろめの雄麗さに、要屋山右衛門、我を忘れて眺め入ったのも無理はありません。
總體薄枇杷色うすびわいろで、春のあけぼのを思はせるうはぐすりの流れ、わけても轆轤目ろくろめの雄麗さに、要屋山右衞門、我を忘れて眺め入つたのも無理はありません。
この系統のもの、くすりの流し方変化に富みいずれも卓越する。信楽の作では絵附えつけのものが少ない代りに、ながぐすりの手法が著しく進んだ。色は黒のほかに、白や柿や緑も用いられた。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)