“上薬”の読み方と例文
読み方割合
うわぐすり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
朝鮮古渡りの逸品いっぴんだけに、焼きのぐあいがしっとりとおちつき、上薬うわぐすりの流れは、水ぬるむ春の小川……せりの根をあらうそのせせらぎが聞こえるようだと申しましょうか、それとも
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
火消壺ひけしつぼ等種々土をつて造る所ゆゑ自然子供への玩具も作り、浅草地内、或は東両国、回向院前等に卸売見世おろしうりみせも数軒ありて、ほんの素焼すやき上薬うわぐすりをかけ、土鍋どなべ、しちりん、小さき食茶碗、小皿等を作り
江戸の玩具 (新字旧仮名) / 淡島寒月(著)
上薬うわぐすりの焼きの模様、味などで、紐のように薬の流れているのは、小川。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)